口臭対策

口臭とは、口臭の原因、
ガムや口臭防止剤の効果など。


口臭とは?

口臭は、人間や動物の口の中から、または吐く息により出される悪臭です。
人間の口臭は、食生活や歯磨きなどの生活習慣や、胃腸や肝臓の病気など体内環境によって、生じる臭いの有無や種類に大きく違いがあります。
口臭が生じる原因は、性別や年齢・健康状態に関わり無く起こる「生理的口臭」と病気による「病的口臭」の2つに、大きく分類されるとのことです。
また人間以外の動物でも、口臭があることがあります。
例えば、牛などに激しい口臭がある場合がありますが、これは主に牧草などの飼料が、胃で発酵して生じるガスが原因とのことで、人間の口臭とはその原因・内容が違っている場合が多いそうです。

参考:
口臭 - Wikipedia


口臭の原因:口の中

口臭が生じる原因の90%は、口の中にある[1]と言われており、例えば、下記のような原因があります。
口の中の乾燥
強いストレスや、起床した直後などで口の中が渇いていると、雑菌が繁殖しやすくなり口臭を生じる原因となります。
体操のように唇や舌を動かしたり、ガムをかむことや飴をなめることは、唾液の分泌量を増し、口内の乾燥を防いで口臭対策につながるそうです。
虫歯
1・2本程度の虫歯では口臭の原因とはなりませんが、多数のむし歯や、重症のむし歯がある場合には、口臭が発生することがあるそうです。
歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを利用して、毎日丁寧に歯の掃除を行い、また歯科医院で定期的に検診を受けることが、虫歯予防で重要なことです。
歯周病
プラーク(歯垢)が歯磨き不足などで積み重なると、その深い部分(酸素が不足している部分)で「嫌気性細菌」(酸素が少なくても生存できる細菌)の活動により、歯肉に炎症が発生します。
この炎症により破壊された組織や白血球、死滅した細菌などのタンパク質が、嫌気性細菌に分解されると、口臭の元となるにおい物質が発生します。 ただし、歯周病が原因の口臭は、軽度の歯肉炎ではほとんどみられず、重症の歯周病で強く生じるとのことです。
虫歯予防と同様に、毎日丁寧に歯の掃除を行い、また歯科医院でのPMTC(専門家による歯の清掃)や歯石の除去を定期的に受けることが、歯周病の予防につながります。
舌苔(ぜったい)の、舌の表面への堆積
舌の表面に付着した、白〜淡黄色の苔状のものが「舌苔」と呼ばれるものです。
これは、細菌の死骸や、新陳代謝で脱落した粘膜上皮の細胞、白血球などのタンパク成分が主で、細菌によって分解されることで揮発性硫黄化合物物質を発生し、これが口臭の原因になります。
下の表面はひだのようになっており、平面に伸ばすと畳8畳分にもなるとのこと。
そのように、舌の表面積が広いことから、舌苔のような舌の汚れにより生じる口臭は、口臭の原因のうち80%を占める、とも言われているそうです。[2]
舌苔をとるための専用ブラシなどの器具を利用することで、舌苔を取り除くことができます。
入れ歯の汚れ
入れ歯を使用している場合は、その洗浄が不十分な場合、口臭の原因となることがあるとのことです。
においの強い食べ物(ニンニクやねぎなど)、アルコール類の飲食

参考:
口臭 - Wikipedia
[1]教えて歯の疑問:口臭の原因
 http://www.gcdental.jp/gimon/kousyu/genin.html
Q&A - 時々、のどの奥から何とも言えない臭いがあがってきます。去年、腐っていた虫歯
 http://www.shiroiha.com/qa-data/101061.html
臭い玉(膿栓)について|AskDoctors(アスクドクターズ)
[2]口臭予防には舌のお掃除!歯磨きじゃダメ! - [大人のオーラルケア]All About


口臭の原因:口の中以外

虫歯や歯周病、舌苔等といった口の中の原因以外にも、下記のような病気が口臭の原因となることがあるそうです。
鼻や喉の病気
口臭の90%以上は、口の中の原因によるものだそうです。
そしてその次に多いのが、鼻やのどの病気だそうです
例えば、副鼻腔炎(蓄膿症)、慢性鼻炎、慢性扁桃炎症、咽喉頭癌などが挙げられるとのことです[1]。
膿栓(くさい玉)によるもの
のどの奥の扁桃組織には、たくさんの穴(陰窩)があります。
また扁桃腺の近くからは、外からの細菌・汚染物等の体内への侵入を防ぐために、免疫物質が出されます。
陰窩には、そのときに出た細菌の死骸や腐敗物などのカスが溜まっていて、これが表面に露出したものが「膿栓」と呼ばれます。
喉の奥から臭いがする場合は、この膿栓が臭いの原因の一つと考えられるそうです。
膿栓の除去・予防には、うがいをガラガラと、毎日継続してよく行うとよいとのことです。
(イソジン等の薬液も効果的だそうです。)
ただし、例えば慢性炎症のような症状がある場合は、膿栓は何回でも出てくるので、耳鼻科の判断で「扁桃洗浄」を行う場合があるとのことです。
腸内で生じた臭い物質[2]
腸の中では、食物が悪玉菌により分解されることでアンモニアやインドール、アミン類等の臭い物質が生成されます。
これらの臭い物質は、腸壁から血液に吸収されて肝臓に運ばれ、分解されるなどして尿から排泄されるそうです(腸肝循環説)。
しかし、何らかの原因(肝臓や腎臓の機能低下など)で分解されなかった場合、再び血液に入り、肺で呼気に排出され、口臭となる場合があるそうです。
他の病気
他にも糖尿病、尿毒症、肺膿瘍、肺癌などが、口臭が発生する原因になることもあるそうです。
(ただし、その割合は非常に少ないと考えられているとのことです。)

参考:
[1]教えて歯の疑問:口臭の原因
 http://www.gcdental.jp/gimon/kousyu/genin.html
[2]メカブ,モズクの口臭・体臭予防効果と腸肝循環説
(「わきが多汗症研究所」(http://www.wakiga.jpn.org/index.html)内)
 http://www.wakiga.jpn.org/oldlog2/lg0314.html


ガムで口臭対策

唾液には、口の中を洗い流す働きや、抗菌作用、粘膜の保護作用といった、口臭予防における重要な役割があるそうです。
そのため、口の中が乾燥して唾液の量が少なくなると、歯に歯垢がつきやすくなったり、舌苔が増える原因になります。
そのような場合にガムを噛むことで、口内での唾液の分泌が盛んになり、口臭を予防することにつながると考えられます。

参考:
[1]教えて歯の疑問:口臭の原因
 http://www.gcdental.jp/gimon/kousyu/genin.html
口臭予防には舌のお掃除!歯磨きじゃダメ! - [大人のオーラルケア]All About


口臭防止剤の効果は?

口臭の防止を効果にうたっている、様々な種類の口臭防止剤(フィルムタイプやジェル、クリーム、リンス、など)が販売されています。
ただしそれらは、口の臭いを他の臭いでごまかしたり、口の中を消毒しつつ他の臭いで口臭を感じさせなくする、といったものがほとんどであるようです。

ただ、緑茶に含まれるカテキン類には、ニンニクのアリルサルファイドや魚のトリメチルアミンなどといった、食べ物自体の臭い物質と結合して、それらのにおいを消すことが報告されているとのこと。
また口臭の原因となる口内細菌に対しても、緑茶カテキン類は殺菌作用や細菌の口腔内壁細胞への接着と増殖を抑制する作用を持っている、という報告もされているそうです[1]。
その意味では、口臭防止剤にも、効果的な面があるのかもしれません。

とはいえやはり根本的には、歯科で虫歯等を治療してもらうなど、口臭の原因を直接治すことが大切だと思われます。

参考:
口臭防止剤って本当に効果あるのでしょうか? - 教えて!goo
[1]おしえてTea Cha!
(「お茶を楽しむホームページ O-CHA NET」(http://www.o-cha.net/index.asp)内)
 http://www.o-cha.net/japan/teacha/detail_j.asp?id=46